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ITを活用した歩行者の移動支援システムに関する
ワークショップ開催のご報告
去る2005年3月27日、NECコンソーシアムは「障害者等ITバリアフリープロジェクト」の一環として、「ITを活用した歩行者の移動支援システムに関するワークショップ」を開催いたしました。
当日は約40人の方々にご参加いただきました。パネルディスカッションでは参加者の方々からたくさんの質問をいただき、活発な議論が行われ、盛況のうちに無事終了いたしました。

 1. 日時

 2005年3月27日 13:00〜16:00

 2. 場所

 戸山サンライズ

 3. 主な参加者

 ・各視覚障害者団体関係者
 ・盲人学校教員
 ・福祉機器メーカ社員
 ・政府関係者など        約40名

 4. 主な内容

 基調講演@「障害者等ITバリアフリープロジェクトの取組」
    鎌田実プロジェクトリーダー(東京大学教授)
    北風晴司NECコンソーシアム代表(NEC)


 基調講演A「米国における障害者等向け移動支援システムの動向」
    Ms Billie Louise Bentzen Ph.D
      (Certified Orientation and Mobility Specialist)


 パネルディスカッション「移動支援ニーズとIT活用のあり方」
    司会進行:鎌田実プロジェクトリーダー(東京大学教授)
    パネラー:Ms Billie Louise Bentzen Ph.D
           (Certified Orientation and Mobility Specialist)
          木塚泰弘理事長(社会福祉法人日本ライトハウス)
          北風晴司NECコンソーシアム代表(NEC)

パネルディスカッション風景


 5. パネルディスカッションにおける主な論点

【本プロジェクトへの要望・意見】

・ 目的地までの経路情報だけではなく、周辺にどのような施設がある
  かも教えてもらえるようなシステムになると魅力的。
  たとえば「初めての銀ブラ」が実現できるようになればうれしい。

・ 白杖は個々人による好みの差が大きく、また消耗品でもある。
  そのため、「特別な白杖でなければシステムを使えない」という
  状況は避けていただきたい。


【本プロジェクトへの質問】

・ 今回開発するシステムを使えるようになるには、どの程度の訓練
  が必要となるのか?

・ 中途失明であまり年数がたっていない、障害物知覚が余り発達
  していない人に、予期しない危険(路上駐車やふたのない溝など)
  を教えてくれることは可能か?

・ 将来の実用化を考えると、当システムを支えるバックグラウンドの
  システムが必要になる(GPSなど)。これらのシステムとしては何が
  必要か、経費、負担等はどう考えているのか?

・ 地図情報は量が必要になるが、データベースのメンテナンスで
  正しい情報、特に安全に関わるような情報はどう更新していく
  のか?


【その他の要望】

・ 歩行時でもリアルタイムに情報が得られるといいが、視覚障害者て
  にとっは事前に情報が取れることが重要となる。
  予め目的地までの全体像を把握して歩き、途中でいろいろなて
  情報を得られる補完の組み合わせがあればいい。
  TMAPが日本でも普及するといい。


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